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■設 計: 古谷誠章+NASCA
■用 途: 小学校
■構 造: RC+S
■規 模: 地上2階
■敷 地: 25,953.57m2
■延 床: 9,450.23m2
■竣 工: 2009.3
■掲 載: 新建築0907
GA JAPAN99
近代建築0909 Vol.63
校舎の形は土地の傾斜を活かし、付近の田畑の水平線や遠い山並みとも呼応させたい。そこから2階建ての低層の立面が自然と導き出された。2階に1年から6年までの教室を同じ階に置くことで、特別支援学級を含む全学年が交じり合うように生活し、日常的な異学年交流が促されるよう期待している。1階には特別教室や図書室、会議室など、地域開放可能な諸室を配置して、こちらは地域住民との日常的な交流に寄与するように考えた。
教室とオープンスペースを合わせたスパンは15.4m×15.4mで、その3倍を1辺としたジグザグ型をつくり、これを1本の南北廊下が貫く構成として校舎のすべてに行き止まりのない回遊性を持たせている。いざとなればどっちへも逃げられるプランとなっている。もちろん使い方次第で日常的にも様々なメリットを生むだろう。学校は児童だけでなく、教職員にとっても1日の長い時間を過ごす「生活の舞台」だ。この学校を地域に暮らす多くの人々が支え、たびたび元の学校とも友達が行き来する、そんな場所に少しずつ育って欲しいと願っている。
