

鹿島市民文化ホール SAKURAS
751席の新市民文化ホールの計画である。同敷地に建っていた旧市民会館と市内既存の民俗資料館を統合し、新築するこ...
有限会社ナスカ一級建築士事務所
162-0052 東京都新宿区戸山3-15-1 日本駐車ビル4F
T 03-5272-4808 F 03-5272-4021
nasca@studio-nasca.com
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われわれの裸の身体は、まず皮膚に覆われ、次に衣服に覆われ、さらにそれが家具や部屋に包まれ、建築に包まれ、外部空間に包まれて、それを都市や自然が囲み、地球の大気圏がさらにその全体を取り囲 んでいる。その外殻には生物を有害な紫外線から防護するオゾン層がある。フロンガスの放出により、近頃そこに開きはじめた綻びが問題となっているが、実は これがわれわれが宇宙に対してもっとも外側に着ている「服」だとも言える。またその間の全ての層が、人体と「外部環境」との間で働くフィルターであり、い ずれも必要なものを透過させ、不必要なものを排除している。衣服なら気候が暑すぎれば上着を脱いで襟を開き、腕まくりをして過ごすし逆に寒ければ何枚も着込んで襟元にマフラーを巻き、体温の低下を防いで暮らすだろう。外界の気候の変化に対応して微妙に衣服の透過度を調節することができ る。翻ってその上に着ているはずの住居やそのほかの建築はどうか。かつては衣服に似た調節装置が建築の各所に工夫され、不快な気候からなかに住む人の生活 を守っていた。夏と冬で障子を替えたり、蚊帳を吊ったり、夜には雨戸を建てたりしていたのだが、技術文明の発達とともに、機械力によって室内気候を強制的 につくり出すようになって、その効果を高めるためにむしろ開口部は高気密化され、内外の空気を断絶する方向に走ってきた。果たしてわれわれは今、たった一 枚で宇宙空間に漂うことののできる宇宙服的な建築を考えるべきなのだろうか。
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