

鹿島市民文化ホール SAKURAS
751席の新市民文化ホールの計画である。同敷地に建っていた旧市民会館と市内既存の民俗資料館を統合し、新築するこ...
有限会社ナスカ一級建築士事務所
162-0052 東京都新宿区戸山3-15-1 日本駐車ビル4F
T 03-5272-4808 F 03-5272-4021
nasca@studio-nasca.com
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この世のなかのおよそありとあらゆる空間は、全くの全透明でもなく、逆に完全に不透明なものでもなく、何らかの意味でそのどちらでもない「半 透明な状態」にある、というのが半透明空間の本旨である。半透明という語句が、ともすると20世紀末の流行的な建築の表層を連想させるが、ここでの半(透 明)の意味合いは、透明と不透明の間にあるさまざまな中間層の総称である。光を通して視線を透過させない文字どおりの半透明、部分的に透過と不透過の入り 混じるもの、一方からは見えるが反対からは隠れる方向的なもの、ひと続きの空間であるが奥行きがあり、あるいは屈曲のせいで次第に不透明となるもの、さら にはそのものは不透明でも仮設的で、時間とともに現れたり消えたりするもの、といった具合に多種多様なものを考えている。窓の研究を発展させるかたちで、この研究に行き着いた。窓には主として光や風を通す「壁に開けた穴」の要素と、そのままでは入りすぎるものを遮ろうとする 「間戸=間に建て込む戸」としての要素が共存している。後者の性質は一種のフィルターであり、何かを通して何かを遮断する選択的透過性を帯びている。空間 を快適な状態とするために「半透明化」する際には、こうした種々のフィルターやその重ね合わせが重要な働きをしている。半透明な空間には、建物にあらかじ め様々な装置が組み込まれることによって可変的となる建築的なものから、単純な空間を住み手が自由に使いこなすうちに家具や人の居場所などによって形成さ れるしつらい的なものまで、多様なものがある。
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