

鹿島市民文化ホール SAKURAS
751席の新市民文化ホールの計画である。同敷地に建っていた旧市民会館と市内既存の民俗資料館を統合し、新築するこ...
有限会社ナスカ一級建築士事務所
162-0052 東京都新宿区戸山3-15-1 日本駐車ビル4F
T 03-5272-4808 F 03-5272-4021
nasca@studio-nasca.com
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ものごとの始まる前の微かなきっかけのようのなもの、結果的には大きくうねる渦も、そのようなほんの小さな出来事から生起する。小さな綻びから大きな壁全身体が崩壊することもあるし、遺伝子上の僅かなミスコピーから突然新しい種が出現す ることもある。一見何もないように見える空間に、思ってもいなかった新たなアクティビティが発生し、活性化し、そこに定着していくプロセスにも、かならず 何か契機となった出来事があるはずだ。ジョン・ヘイダックがもっとも大切な言葉として挙げた「端緒」という答は、彼が建築を繰り返し抽象化しながら思考 し、モダニズムのもたらした建築空間を「詩的に始動させる」契機を求めていたことの表れではなかっただろうか。一連の壁に見えることを排除するための円柱列、無限に広がる空間から正方形を切り取ったかのようなモンドリアン型のプラン、壁から空中に突出する自由なかたち、どれも全体の均質空間のなかに発生する有意な自律的部分の造形である。草原のなかに小さな白い点のように見える遊牧民のゲルをめがけて、旅人が遠くから馬 を走らせる。砂漠の中のオアシスにたとえてもいい。広大な空間のなかでぽつんと見える特異点が人を出合わせる。しかしそこにほかの人がいなければ、それはただの通過点になる。そこに他人との接触が起これば、それが新たな展開の導火線となることもある。突き詰めれば建築は、それまで無関係であった人同士を思いがけず遭遇させるための端緒として働いている。
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