神之原の家House at Kaminohara
長野県茅野市
設計 | 八木佐千子+NASCA |
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用途 | 住宅 |
構造 | W+RC |
規模 | 地上1 |
敷地 | 453.10㎡ |
延床 | 114.31㎡ |
竣工 | 2008.07 |
掲載 | 住宅特集2011.03 |
諏訪大社から蓼科高原に向かう御柱街道に位置し、御柱が曳航途中に休むお旅所の近くである。別荘地では無いが茅野市の提唱する「田舎暮らし」に賛同して移り住む人々も少なくない。建て主のいままで抱いていた家や別荘に対する思いをあれこれ実現すべく、別荘と中庭をテーマに計画が始まった。
門扉を兼ねた外壁のような大きな木戸は、その日の気分と天気とスケジュールによって開け放されたり、閉じられたりする。留守で有ることがわかりにくいけど、風通しは担保される。床は断熱されたコンクリートスラブの上に根太組とし、灯油炊き温水放熱暖房機による簡易型の床下空気循環暖房を行っている。壁と小屋組の間は、断熱断熱材(セルロースファイバー)が密に充填されている。木造の断熱として軸組やサッシ周りの隅々まで施工できるよさがあり、透湿、調湿、防虫の性能ももちあわせてかなり快適のようだ。
撮影 新建築社