金沢八景の家House at Kanazawahakkei
神奈川県横浜市金沢区瀬戸
設計 | 八木佐千子+NASCA |
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用途 | 住宅 |
構造 | RC+S |
規模 | 地上2 |
敷地 | 281.57㎡ |
延床 | 154.44㎡ |
竣工 | 2009.03 |
掲載 | 住宅特集2011.03 |
金沢八景を望む展望台である九覧亭を一角にもつ禅宗住職の自宅である。
住職家族は庫裡を住まいとし、24時間365日体制で本堂を守り檀家のために従事してきた。世代交代を見据え、現住職が徐々に隠居するために山門の斜め向かいに計画した住まいである。
鉄筋コンクリート造、外断熱住まいは、冬は1度得た夏は逃さぬよう、夏は熱を入れぬように配慮し、南北や上下に風の通る道を丁寧につくった。
一階内装はコンクリート打放しであることに対して、二階は木造でつくられた大屋根の垂木現しの下に本棚や建具で仕切られた小部屋とし、上下階の空気感に変化を作った。
撮影 淺川 敏