猿楽楼/猿楽亭Restaurant Sarugaku-ro/Sarugaku-tei
東京都渋谷区猿楽町
設計 | 古谷誠章+NASCA |
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用途 | 飲食店 |
構造 | RC |
規模 | 地上2 |
敷地 | - |
延床 | 160m2 |
竣工 | 2012.3 |
LUPICIAが直営する和食(1階)と洋食(2階)のレストランのデザイン。既存のビルの内外装を改修した。創作和食が提供される1階の猿楽亭では、オープンキッチンでの調理を間近に見られるよう全席をカウンター形式とし、カウンターには〇〇cm厚の吉野杉の長ものを用いた。2階では明るい窓際に向かって相乗に客席空間を構成、様々な人数構成に対応であるよう開くと2倍の幅になるテーブルを配置している。エキスパンドメタルのスクリーンを階をまたがってあしらい、外から見て1、2階を連続して感じられるようにした。1、2階とも床材は吉野杉の熱圧処理フローリング。奈良件と古谷誠章研究室の連携研究である吉野材を活用するデザイン提案の一環として実現した。家具も含めてすべてのデザインを担当、オーガンジーのカーテンとスクリーンは安東陽子による。
撮影 淺川 敏